2006年11月19日

スティール・パートナーズと日清食品と明星食品

明星食品について、日経新聞の情報が出てきたのでまとめておこうと思う。

(明星食品が日清食品に売却を決めた裏側)
・そもそも明星食品の永野社長は当初全く日清食品への売却を考えていなかった。
・しかし、スティール・パートナーズへの対応策は社内でどんなに議論しても結論が出なかった。
・そんな中、永野社長に決断を日清との提携を迫ったのがアドバイザーの三菱UFJ証券。資金力やブランド力を備えた最も有力な同業者をホワイトナイトにさせるのが、三菱UFJ証券が当初から描いていたシナリオ。
・日清食品との提携については、社内では当然反発があった。
・永野社長は15日の週の頭に、スティールとの首脳と会談し、日清との提携を仄めかし、スティールが株を売却しないか打診したが、スティールは断った。
・以上の経緯があり、明星食品が日清食品に相談したのはスティール・パートナーズがTOBを表明して約一週間後となった。(以上、日経新聞11/16号より)


いずれにせよ、現在ボールはスティール側にあり、次の一手で今後の展開の大筋が決まるでしょう。次の一手は@日清食品のTOB提案に応じるA日清食品に対抗し、TOB価格を上げる、の二通りに集約されますが、恐らく@の方向になるでしょう。スティールとしては、投資回収が最優先事項であり、日清が提示したTOB価格は投資回収の点で、悪くない水準だからです。
明星食品に揺さぶりをかけ、再編の流れを作り、株価が上昇した時点で持ち株を売り抜ける、というのが恐らくスティールの狙いだったのでしょう。ちなみにスティールは日清食品の株も6%程度保有しています。抜け目ないですね。

スティールが今回の件を仕掛けた背景には、同社の運用利回りが10%を大きく下回っているとの噂があるのですが、それと関連しているのだと思います。





ラベル:敵対的TOB
posted by Qさん at 16:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 最近のニュースの考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

敵対的TOBによるマネーメイキング
Excerpt: 敵対的TOBによるマネーメイキング  なるほど、金を膨らますということは簡単だ。アメリカの投資ファンドのSP社が狙った相手は明星食品で、1株700円で株を買いますと宣言して、発行済み株式の23%まで..
Weblog: ある女子大教授の つぶやき
Tracked: 2006-11-19 22:02
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。