2006年11月29日

スティールパートナーズ、明星食品へのTOB失敗

大方の予想通り、スティールパートナーズによる明星食品の敵対的TOBが失敗しました。
TOBに失敗しても、本来の目的、すなわち「投資回収」には成功したといえるでしょう。
ファンドは投資に対するリターンをあげてナンボなので、スティールはこれで一件落着でしょう。

今日時点での新聞をざっと見ると、スティール側の視点での新聞記事ばかりでした。
同じものを書いても仕方ないし、これ以上議論の余地もないので
当事者の明星食品の視点にたって本件についてコメントします。


原点に返って明星食品がなぜ敵対的TOBをされたのか?を考えてみると
端的に表すなら、
株主の要求するリターンを生んでおらず、マーケットから評価されていなかったからです。

日清食品にとっては、全体の資産効率を下げる可能性が高い明星食品、
悪い言い方をするなら「お荷物」を抱えるわけなので、
当然、マーケットから明星食品とのシナジーを追求されるでしょう。

そこでまず考えられるのが、明星食品の資産効率を高めることです。
明星食品はスティールが株主に入った後、工場の統廃合をしていましたが、
日清食品の傘下に入ることで、再び工場の再編を余儀なくされるでしょう。
(日清食品の工場と重複する工場がいくつかあるでしょうから。)

さらには、不採算、あるいはノンコアの子会社群も売却しなければならないでしょう。
よく調べてみると明星食品の子会社には明らかに本業とシナジーが薄いノンコア事業の子会社があるからです(ここでは割愛します、調べてみると面白いですよ)。

もちろん日清食品もレピュテーションがあるので、
早急にリストラクチャリングをする可能性は低いですが、
中期的には手を打つでしょう。


日清食品の傘下に入ることで、明星食品のリストラクチャリングは
遅かれ早かれ進み、リストラクチャリングの対象となる
工場、事業、子会社に関わる仕事をしている従業員は
切り離されることになるわけです。
仮にスティールに買収されていたとしても、同じことになっていたでしょう。


やはり、経営陣の責任(むしろ罪か?)は大きいですね。
11月15日の日記で書いた通りですね。



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posted by Qさん at 23:05| Comment(0) | TrackBack(1) | 最近のニュースの考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2006-12-01 21:58
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